睡眠不足は肌荒れを引き起こす?

睡眠と美容の関係で、肥満と同様に取り上げられることの多いのが睡眠と肌荒れの関係ではないでしょうか。
睡眠不足は肌荒れの原因となると言われていますが、睡眠は肌にどのような影響を持つのでしょうか。

イギリスの寝具メーカーが、女性を集め、ある一定期間は8時間睡眠を取ってもらい、
肌の様子を分析した後、また一定期間、今度は6時間睡眠をとってもらい
肌の分析をするという実験を行ったことがあります。

その結果、6時間睡眠の日々を過ごした後は被験者のシワの数は平均45%増加、
シミも10%以上増加したそうです。
シミなどを気にする方は多いと思います。メイクの際に肌の状態を見て、
朝から気分が落ち込むといった経験のある方もあるのではないでしょうか。

では、なぜ睡眠は肌に影響を与えるのでしょうか。

皮膚は層に分かれており、一番底にある層で作られた新しい細部が、
各層の働きをしながら最後には垢となり剥がれおちるプロセスを新陳代謝と言います。
健康な肌の状態を保つため、睡眠時間には活発にこの新陳代謝が行われています。

睡眠時間が不足すると、新陳代謝のサイクルが鈍くなるため不健康な肌の状態が
続いてしまいます。また、新陳代謝の周期が長くなると、古い角質がはがれずに
残ってしまうため、化粧ののりが悪くなる原因となるそうです。

睡眠中に肌の新陳代謝を促すのが成長ホルモンです。
成長ホルモンといえば、子供の背を伸ばすというイメージですが、細胞を修正したり、
たんぱく質を合成したりと大人にとっても重要なホルモンです。
また、メラトニンも強い抗酸化力をもつため美容の味方のホルモンです。
どちらも眠りについて最初の深い眠りの際に多く分泌されます。

メラトニンは暗くなると脳から分泌され始めます。成長ホルモンの分泌はメラトニンによって
促されるとも言われています。女性誌などで言われる肌のゴールデンタイムとは、
実験により諸説あるようですが、この2種類のホルモンの分泌量が最大となる時間で、
0時~3時ごろなどと言われています。

では、たくさん寝れば寝るほど肌はきれになるのでしょうか。

平日はまとまった睡眠時間がとりにくくても、週末はたくさん寝るという人もいるのでは
ないでしょうか。
こうした不規則な生活を続けていると、自律神経が乱れます。自律神経の乱れは女性ホルモンの乱れにもつながるため、結果として新陳代謝がにぶりニキビなどの肌荒れの原因となります。また、長時間寝ている体制が続くと血液が滞るため血行不良となり、むくみやくすみを
引き起こします。

肌の健康のためには、寝すぎも良くないようです。
ここでも、重要なのは適切な睡眠時間が取れるように日々心掛けるということです。